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真の安全

先日、年に一度の「安全衛生大会」を開催し、約80社の協力会社の方々と共に、現場の安全管理について確認しあいました。今ほど、あらゆる分野において「安全」が最優先になってきた時代はないと思いますが、私たち建設産業人にとっては、どのような時代でも現場の安全は大きなテーマです。
現場の安全を維持する原動力は、当然そこで仕事をしている全ての人たちの意識であることは言うまでもありません。そのためにも、常に冷静で、落ち着いた気持ちでいることが大切です。焦って何かをしたり、慣れた感覚で無意識でやったりすると大きな事故につながります。そういう意味では、常に心の状態を整えておくことが重要です。
一方、最近の世の中の情勢に対しても、きちんとした認識力を持っていないと、大衆の動きに大きく振り回されたりして、誤った判断をしてしまう危険性があると思います。例えば新型インフルエンザにしても、大きな問題になる前に何かしらの準備をしておけば、実際の騒ぎになった時に、変な不安や恐れを持つことなく平気でいられます。心配すればするほど、その対象は近寄ってくると言われますので、逆に言うと、心配のない状態にしておけば、それらは近寄ってこないわけです。
これからの世の中は、いろいろな事件や事故が増えるように見えると思いますが、自分自身のしっかりとした認識力を持って、安心して生活をしていけば、むしろチャンスが近寄ってくるのではないかと思います。すべては自分自身の意識の持ち方次第のようです。時代が大きく劇的に変化しているのは事実ですので、どうせならビッグなチャンスが近寄ってくる生き方や仕事をしたいですよね。そのためには、やはり心を磨いていくことしかないように感じます。
一昨日、2010年度の新卒採用のための「会社説明会」を行いました。今年で6年目となります。この説明会の中で、入社してまだ数年目の若い社員さんが、丸二の企業理念の中の「迷ったら良心に問え」という言葉を紹介していました。とても嬉しかったです。結局、いま必要なのは、これだと思いました。迷ったら良心に問い、その答えのままに行動する・・・これができたら、これからの時代はまさにビッグ・チャンスに満ちていると思います。
丸二という会社が、今まで本当に苦労に苦労を重ねながら得てきた様々な技術や信用は、この「迷ったら良心に問え」とい考え方がベースにあったからだと、あらためて気づくことが出来ました。今後もこの考え方さえブレなければ、世の中で何が起きようとも、会社も個人も成長し続けることができると思います。だから真の安全とは、自らの心(意識)が生み出すものだと思います。