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戦争が無くなったら・・・

本日、鳩山内閣が誕生し、日本もいよいよ事実上の「二大政党制」の時代に入りました。今後の適度な政権交代は、癒着やしがらみを絶つ上でも、お互いが緊張感を持ち合う上でも、情報公開という点においても、とても有効な仕組みではないかと思います。民主党は公約を果たして実績を上げ、自民党はニューパワーを生み出し次に備える。このように、お互いが切磋琢磨しながら、この国の難局を乗り越える道筋を示してくれることを心から期待しています。
また、私たち一人ひとりも、どのようにしたらもっと世の中が良くなるのかを、(考えるだけでもいいから)思案していくべきではないかと思います。例えば、もし、いま地球上からすべての戦争(軍備)が無くなれば、各国の軍事費は当然ゼロになり、仮にそのお金を世界中のすべての人々に均等に配分できたとしたら、きっと世界中の人々は一気に豊かになり、安全で平和な生活を得ることができるはずです。
そんなことは全く持って不可能だ・・・確かに、そう言われることは判っています。でも、そういう世の中になったらいいなぁという希望だけは持っていたいのです。もしかしたら、それが数年後、数十年後、数百年後に実現するかもしれません。私たちの子どもや孫の時代に間に合えばいいけど。地球上の人々の多くは、本当によく働いて、がんばって生きて、日々何かしらの富を生み出しているはずです。それなのに、その富の総和がどこかに消えている・・・。何となくそう感じませんか。
もちろん、お金だけですべての問題を解決することはできませんが、愛を根底とした具体的な実践として、経済的な部分の格差の調整を行うことは、いま起きているあらゆる問題の根本的な解決になると思います。例えば・・・飢餓、貧困、環境破壊、治安、戦争・・・。すべて、経済的な問題が根底にあります。
もし戦争が無くなったら・・・戦争への不安が無くなったら・・・武器や軍隊が不要になったら・・・、ほとんどの大きな問題は終わります。でも実際には、そうなると逆に困る人達もいるわけで・・・。だから難しいし、時間が掛かる。でも私たち一人ひとりが、そういう意識だけでも持って行けば、必ず少しずつ良い方向へ向かっていくと思います、イチローが小さなヒットを積み重ねた結果、大偉業を成し遂げたように・・・。
※思考と感情を調整するクラシック「ワルターのモーツァルト」
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今まで、モーツァルトの交響曲をいろいろ聴いてきた結果、結局(確か高校生か大学生の頃)一番最初に聴いた演奏(その時はレコードでした)が一番いいことに気が付きました。何と言う無駄・・・。否、そういう回り道をしたからこそ、本質に気がついたのだ(と、勝手に自己弁護をしています)。3枚ともワルター指揮コロンビア交響楽団のステレオ演奏です。交響曲第35番、36番、38番、39番、40番、41番。
ステレオとは言え、録音は1960年前後ですから、今から約50年も前。それでも美しい音で、ゆったりとしたモーツァルトの、温かく叙情に満ちた調べが木霊します。最近流行の古楽器によるセカセカ、キビキビした演奏とはまったく正反対ですが、日々のストレスや、頭の中のモヤモヤ、ネガティブな感情を爽やかに開放してくれます。思考と感情の調整にはもってこいで、お勧めです。