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夢をもって

少しブログを書かないうちに、政治が大きく動き、(地元武蔵野市選出の)菅さんが首相となり、菅新内閣が誕生しました。一方、鳩山さんは政権交代という目標を達成しましたが、短期政権に終わってしまいました。一寸先は闇の政治の世界ですが、本当に先は分からないものです。
日本はとても良い国です。不況とは言いながら、他国の困窮状態に比べれば、全体的には豊かな生活ができています。国の財政状態も確かに年々悪化してはいますが、外国から借りているわけではなく、これも他国の状況とは随分違います。
もちろん、かつての日本の力からすると、加速度的に落ちていることは事実です。きっと一時的に豊かになり、緊張感を失い、無駄遣いを始めてしまったからでしょう。それに、国としてのその後の長期的な戦略(夢)を立てることができず、効果的な将来への投資ができなかったことも原因の一つかもしれません。
ただ、これらすべてを政治家のせいにするわけにもいきません。長い間、「自分が得するかどうか」で投票をしてきた国民の側にも、いくらかの責任があると思います。国民の意識の投影が、表舞台に現れているわけですから・・・恥ずかしいです。
でも、このような困った状況になることで、私たちはいよいよ考え始めます。日本の将来を真剣に考えるようになります。そういう意味も含めて、とても良い状態になりました。今後の日本に大いに期待しましょう。
尚、先日「第3回:加子母森林ツアー」を開催し、30名の方々と共に、一泊二日で加子母の山に行きました。日本の山は、自然、資源、動植物、スピリチュアリティの宝庫です。この美しい日本の風景を守っていくことも、私たちの大きな夢のひとつです。
※「第3回:加子母森林ツアー」の模様を、今年の新入社員がブログにアップしていますので、ぜひご覧ください(1日目2日目)。また御関心のある方は、今後の開催予定をご覧ください。
※サロネン指揮の「幻想交響曲」
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ベルリオーズ:幻想交響曲 サロネン&フィルハーモニア管弦楽団
最近、素晴らしい演奏を聴きました。指揮はフィンランド出身の気鋭エサ=ペッカ・サロネンで、オーケストラは英国のフィルハーモニア管弦楽団。サロネンは、まだあまり有名ではないですが、私が今最も好きな現役指揮者です。何がいいのかというと、美しい北欧デザインの家具のようです。ちょっとうまく表現できないのですが・・・。曲はフランスの作曲家ベルリオーズの「幻想交響曲」で、「若い芸術家が失恋をして、阿片自殺を図るが死に至らず、奇怪で幻想的な夢を見る」という内容の、それまでに全く無かった種類の音楽です。その奇怪さや幻想感が、サロネンの美しくパワフルな指揮によって、色彩豊かに響き渡り、はじめてこの曲を聴いて感動することができました。今度はマーラーの第9番が出るそうなので、必ず聴こうと思います。