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内面の時代

今年のゴールデンウィークは、突然の豪雨や竜巻によって、各地に被害が出ました。気象の変化は人間には止められなので、被害を小さくする以外に対策の道はありません。5月は「金環日食」もあり、天体の配置が特殊な状態になるので、継続して注意が必要とのことです。また日本の原発が完全停止状態になりましたが、今の季節に置いては、特段の不便は無いようです。これから夏の電力使用量が上がる季節に入ってどうなるか。でも、この機会を逃さず、原発全廃への道を進みたいものです。
世界では、フランスのサルコジ大統領が敗れましたが、アメリカのオバマ大統領も苦戦中のようです。いろいろなことが変化していく時期になって来ました。ただ変化自体は良いことですが、今のような無意識での変化には危険性があります。まわりの状況に左右されず、自分自身の「中身」を変えることで、変化していかなければなりません。外側からの圧力によって(無意識に)変化させられるか、内側から(意識的に)変化するか。この2つの道しかないようです。となれば、当然、自分自身の内側を「自発的に」変えていく道を選びたいですね。今ほど、内面の強さが試される時はありません。内面性が人間の真の資産と成る時代です。最後はそれしか残らないのですから・・・。
ゴールデンウィークは特別どこにも行きませんでしたが、愛犬「じんべえ」と何度か井の頭公園を散歩しました。瑞々しい緑がとてもキレイで、青空も天高く、自然界がさらに一層、浄化されたような気がしました。そして、「何もかもがより良くなって来ている」という不思議な感覚を覚えました。つまり、意識的に生きて行くのであれば、今の世の中はとても素晴らしい状況に映り、逆に、まわりの状況に対応していくだけでは、とても厳しいものになると言う事です。
同じ環境や状況にいても、見える(感じる)世界が二通りに分かれて来たのではないか。何か小説のような非現実的な表現ですが(何となく)そのような感覚を覚えるのです。被害を小さくするには、被害の及ばぬ場所に行けば良い。でもそれは物理的な場所のことではなく、何か意識の置き所のような気がします。それが、具体的に一人ひとりの人生の分水嶺に成って来る予感がします。
休み中、子どもといくつかのTVドラマを見ましたが、もう完全に破綻状態ですね。造り手側から「恥」という概念が失われてしまったのか。あるドラマが、視聴率が低く、打ち切りに成るかもしれないそうですが、おそらく今後のTVドラマはすべて同じような状態に成ると思います。報道番組も本当の事を伝えられず、危機を危機と認識させてくれず、本来の目的を果たせていません。多くの人は「眠っている」状態で生きているようなものです。目を覚まして、自分自身を見つめて、内面を変えるべく最善を尽くして生きて行けば、こんなに楽しくて面白い時は無いのに。もったいない、もったいない。いろいろな事象を見ながら、あらためて気づきます。本当に私たちは幸せなんだと。