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道理の時代へ

2020年(令和2年)が明けて既に一ヵ月が過ぎました。中国の武漢で発生した新型コロナウイルスの感染拡大も、次第に日本を含め世界各国へと広がり、様々な影響を及ぼしつつあります。昨年から続くオーストラリアの大規模な山火事もなかなか終息に至りません。これからは国家間の武器による戦争以上に、自然界からの脅威と向き合わねば成らない時代に入ったのではないかと感じます(もうそれどころではなくなるという意味で)。
そもそも自然界とは(人間にとって敵ではなく)人間が生きる上で必要なありとあらゆる全てのものを無償で与え続けてくれていた存在です。その自然界からの猛攻を受けるとは、人間が自然界の調和を乱しながら、(長い時間を掛けて)エゴの道をひた走って来たことに対する(鏡の如く)反射現象の一つなのかも知れません。「やったらやられる」の道理が此処に来て発動したのでしょうか。
各国政府は早急に最善の策を打つことが重要ですが、先ずは私たち個人が自らの意識を変え、自然界に対する感謝と畏敬の念を持ちつつ、日々の防災意識と防御対策を(個人の責任で)取って行くべなのでしょう。ふと思うのですが、今や(未来の)歴史の教科書に載る(であろう)時代に入ったことは間違いないと思います。
今年の大河ドラマは明智光秀の物語ですが、これからの世は(私たち一人ひとりが)光秀以上のドラマを経験する時代に成るのではないか。まさに戦国時代以上の激変期を乗り越える自分自身のリアルドラマが現在進行形なのであり、未来(結末)は白紙(未定)です。その分、過去の歴史ドラマを傍観するよりも、現実世界そのものが生きがいのある(面白い)時代に成ったとも言えます。
大切なことは、自然界からの逆襲が道理どおりに発生した様に、物の道理で生きてさえ行けば、最善の道が拓けるという理屈です。そういう意味では、うまくやった者勝ちは無くなり、道理どおりに生きた者の安心が実現するのでしょう。これからは、正直、感謝、謙虚で生きることが、最善の防御と成り、自らを安心、安全へと導くと思います。
それにしても、東京オリンピック・パラリンピックを間近に控えたタイミングでこの事態とは・・・本当に日本の真価(進化・深化)が試されていることの証だと思います。みんなで強い心をもって、明るく前向きに生きて行きましょう。必ず素晴らしい状況に成って行くと思います。
私たち建設業としては、これからの自然界の猛威、猛攻に耐えうる安心安全な住環境、街づくりに貢献して行くことで、世の中のお役に立って行きたいと思います。都内でもまだ古い木造密集地も多く、大地震、巨大台風、水害、ウイルス、極暑、極寒等への準備は万全ではありません。人口の多い東京、首都圏の建物や街を安心安全に造り変えて行くには、まだまだ相当な時間が必要です。まさに時代の流れとの競争ですが、地域の人々の生命と財産を守るために、今年も全力投球して参りますので、何卒よろしくお願いいたします。ありがとうございます。